日曜日にまた気合いを入れてクリーニング・調整しました。
以前に出品したRGX512よりは使用頻度がありましたが、
これもかなりの美品だと思います。
90's YAMAHA RGX612JS Made in Japan
ヤマハ RGX612JS 日本製 90年頃の製造?
ボディはバスウッド3ピース、メイプルネックのスカーフジョイント、ローズ指板です。
ボディはバスウッド3ピース、メイプルネックのスカーフジョイント、ローズ指板です。
これもかなり気合いを入れて磨きました(^^)
大きな打痕・傷もなく状態は良いです。
ヘッドストックの画像。先端の欠けもないです。
残念ながらロックナットの駒とボルトがど〜〜しても見つからなかったので、
他の機種用の駒を加工してボルトはホームセンターで買ってきて自作しました(^^)
これがロックナットの駒とボルトだけの画像です。
YAMAHAのロックナットは意地悪なことにネジの径がM5という太いヤツなので、
フロイドローズ純正、他社の駒を流用することが出来ないのです。
で、どうしたかと言いますと、部屋中探して出てきたご主人行方不明のロックナットの駒。
(M4用の穴の空いているもの。残念ながら黒ではなくクローム)
丸ヤスリで穴の径を広げました。。。たった1mm程広げるのに3個で日中くらい。。。
ペンチではさんで丸ヤスリでごりごりと地道に削りました。。。
これのおかげで数日は両腕筋肉痛に見舞われました(^^)
ペンチで押さえるのも削るのも、結構力がいるのね。。。
ですので穴はちょっといびつですが、装着してちゃんとロックできます。
ボルトはホームセンターでM5×10の頭が6角の黒を買ってきました。
で、長さが10だと長過ぎるかもしれないと思い、1mmほど、これも手動で削りました。
これは3本で1時間もかからず、わりと楽な作業(^^)
1mm程削りましたので、M5×9のボルトが完成しました。
駒がクロームだと不自然かなと思いましたが、元々ヘッドストックの
社名・品名ロゴの下にシルバーのプレートが付いているモデルですので、
画像でわかる通り違和感はそれほど感じません。何も言わないと標準かなと思われるかも。
ネック表側です。フレットは『ピカール』で磨き、指板はレモンオイルで磨きました。
前に出品したRGX512よりは少し減っているところもありますが、
あまり使用していなかったので、フレットの減りは非常に少ないです。
フレットはかなり太めのいわゆるジャンボフレットってヤツですね。
ちなみにこのモデルはストラトと同じロングスケール。で、24フレットです。
残念ながらわたしは22フレット以上の部分は使いこなせません。。。
オーバーチョーク、アームの効き具合は512の方が好きかなぁ。。。
あれ、指、楽だし(^^) でも音はこっちの方がいいですよ。
ピックアップの拡大画像。S-S-Hの配列ですがフロントとミドルは
シングルサイズのハムバッキング、いわゆる『ホットレイル』タイプのものです。
(バーにさびが出ていますが、使用にはまったく問題ないです)
表面積が狭いですがパワーは十分にあります。
ですので、リアとの出力差をあまり気にすることなくプレイできます。
ちなみにこのモデルはハム→シングルのタップスイッチは装備されていません。
あくまでハムバッキング×3のギターとして扱え、ということでしょうか。
ブリッジの拡大画像。YAMAHAのフロイドローズパテント
Rockin' Magic-ProIIというタイプのロック式のトレモロユニットです。
これはRGX512に付いているものと違ってブリッジ側でもロックするものですが、
弦は裏から通してボールエンドを切らないタイプになっています。
裏からみるとこんな感じです。
久しぶりに弦を張り替えたら少しバランスが変わっていたようなので、
画像上部に見える2本のネジでバネのテンションの調整済です。
ほぼ狂わないように調整して使用してみると、やはりこっちのユニットの方が
RGX512の表から弦をひっかけるタイプのブリッジより安定していますね。
ただ、512とはスケールが違いますので、こっちの方が弦の張りが強いことを考えると、
強い弦の張りと強いバネのテンションで均衡しているわけですから、
こっちの方がチューニングの安定度が高いのはあたりまえか?と思います。
弦高(ユニット全体の高さ)、オクターブはいじっていません。
ここは弾く人なりの調整になると思うので、次の所有者にお任せしたいと思います。
ヘッドストックの裏側。ロットと生産国が刻印されています。
これもMade in Japan 日本製です。ペグはゴトーのトルク調整付き、512と同様かな?
ネック裏側の画像。画像ではわかりづらいかもしれませんが、
よく見ると木目と垂直方向にうっすらと目が見えるので、
わりといい材を使っているのではないかと思います。変な節もありません。
(個体差かもしれませんが、512よりいい材のような気がします)
反りやねじれも目視ではほとんどないように感じます。
状態は良いと思います。やっぱ硬い材のネックはいいですね。
010以上の太い弦を張られる方は別ですが、ちゃんと作ってあるギターの
メイプルネックで009からのセットだとロッドまわしたり、調整に出したり、
ということはほとんどなくていいような気がします。
実際わたしのフェンダージャパンのストラトもずっと裸族ですが、
25年以上まったく無調整で全然問題ないですからね(^^)
ここで、持論です。
弾いてて音が途切れたり詰まったり、またチューニングが合わなかったり、
ということのない順反りの場合、素人はあんまりロッドいじったり、
ましてやネック外したりは、しない方が懸命です。
逆反り・ねじれ(わかりづらいですけどね)は楽器店・リペアショップに走りましょう(^^)
ボディ裏側の画像。それなりにバックルによる小さいへこみはありますが、
塗装の剥がれはなく、状態は良いと思います。あと512より若干重いです、ボディ。
(ザグリが少ないせいでしょうか?)
で、ボディで唯一塗装の剥がれのある傷はというと、ここです。
エンドピンのちょっと上のところ、1mm×2.5mmくらいでしょうか。
えっと、これに付きましては前回の更新で紹介している
Marshall Reverb12で音の確認をしております。
これが相性ばっちりと言いますか、もうGain10で誰でも80年代に飛んでいけます。
ピックアップにパワーがあるので、所有のストラト・レスポールと比較しても
Reverb12のGainだけでも十分にハードロックできます(^^)
ここ数日はRGX612JSとReverb12でしかギターを弾いていません(^^)
そうさせるくらいにいい組み合わせなんだなぁ、これが。。。
YAMAHAのサイトを見ると90年〜91年にしか製造されていないモデルのようです。
当時定価で65,000円。価格から考えるととてもよい造りだと思います。
使用されている材も悪くないようですしね(^^)
で、やっぱりこうして弾き比べてみると512より上質に感じます。
前に出品した512同様、丹念に清掃・調整しました。
(ナットの作成も含めれば2日くらいかけてます)
かわいがっていただければ幸いです(^^)
以上です。
丸やすりで1mm広げるとは大変な作業でしたね。
返信削除自分も、ナット・ボルトの無いギターを落札した事がありまして、
ホームセンターで角ナット・ボルトを買ってきたら、予想以上にしっくりました。
色はパンダですが、機能上問題ないのでそのまま使ってます。
稀少なRGXのロングスケールとシングルサイズハムがツボだったのですが、
ブリッジが残念でした。Rockin' Magic-Proのギターを集めております。
それにしてもコンディション良さそうですね。
昨年プロバイダー変更してしまった為、入札できないのが残念です。
燕市や三条市は憧れの街です。通過した事は幾度かありますが、
いつかは訪れてみたいです。
>marvie40様
削除コメントありがとうございます。
穴広げるの、あんなに大変だと思いませんでした。
ホントは角ナットで代用、も考えたんですが、
このクロームの駒が意外と外観的にはまることと、
あと。。。やり始めたんでちょっと意地になりました(^^)
実際ボルトの径が合ってちゃんと収まる角ナットがあれば代用できるんですよね。
パーツとして買うよりその方が絶対いいです。機能は変わらないですもんね。
コンディションは、長いことほったらかしにしていたわりに上々です。
今からちょっとサブとして使うことも考えたんですが、
いつもそう思いながらここで紹介した2本以外のギターをほとんど弾かないので、
ちょっと年いってますが(笑)きれいなうちにお譲りするのもまたよしかなと思いまして。
三条・燕、よく通られるんですか?田舎ですが、いいところです。
音楽も盛んなところです。是非いらして下さい(^^)