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2013年11月28日木曜日

オークション出品終了...'85 Marshall JCM800 2203 100W HEAD With Mullard & Lorenz 85年製 マーシャル JCM800 2203 100ワット ヘッド




こんばんは。


これは、ここで『どうだぁ〜〜〜』とお披露目するつもりだったのですが。。。
諸事情により(まあ金銭的な事情です)手放さねばならぬ状況になってしまいました(T^T)




正直、当時練習スタジオにあったものと比べても段違いのいい音が出ます。



プリ管=ムラード、パワー管=ロレンツ(ローレンツ?)なので、いずれもヨーロッパ管。



いい音なわけです(^^)



しかも地元楽器店でメンテナンス、バイアス再調整、ポット・ジャックを全部交換済、
プリ・パワーともに真空管の方は交換の必要なしのお墨付きのものです。



買った中古屋の店長がオーディオ用に球だけ欲しい、というくらいのもので、
真空管だけでも結構いいものだと言ってました(^^)
(よくわかりませんが、プレート電圧とかいろいろ計ったらしいです)




オークションこちら
オークションは終了しました。




'85 Marshall JCM800 2203 100W HEAD With Mullard & Lorenz
85年製 マーシャル JCM800 2203 100ワット ヘッド プリ:ムラード、パワー:ロレンツ
正面からの画像。


ネットは大分退色していますが、外装、マーク、パネルは年式の割にきれいです(^^)


裏面の画像

裏の金属パネルを外した画像


ここまではオークション出品画像の高解像度版




当時の代理店日本楽器(ヤマハ)のシールですね。

見えにくいかもしれませんが、シリアルNo.に『T』が含まれていますので、
1985年製であることがわかります。



裏のジャック類の辺りの画像です。電源コードは直付けです。
うちには12inch×4のキャビはないので、MesaのBlack Shadowで鳴らしたので、
スピーカーのインピーダンスのつまみは8Ωのところになってます。



で、パワー管の画像です。『ITT LORENZ EL34』の表記が見えますね。
4本とも同じ管、楽器店にてバイアス調整済です。(新品を入れた訳ではないです)



パワー管の奥のトランスだとかコンデンサーを写してみました。
フラッシュたいたので割とよく見えるかと思います。



プリ管(カバーの付いた状態)の辺りの画像です。



プリ管のカバーを外した状態の画像



で、プリ管の拡大画像


わたしはこれを見てどこのかってわからないんですが、
めちゃめちゃオーディオマニアの店長と店員のコンビが
これだけでも欲しい、といった、MullardのECC83です。


プリ・パワーともに新品ではありませんが、いろいろ数値を計測して、
楽器店でメンテナンスの際に見てもらって、へたりもなく良好とのことです。


外装上面の画像です。

横からの画像1

横からの画像2

裏の金属のパネルです。

電源コードです。


85年製ですから、もう30年近く前のものになるのですが、画像の通り、
外装の状態はかなりいいです。ネットの退色はありますが、
あまり外に連れ出されたことがなかった個体ではないかと想像します。



(追記2)
ネットで調べてみたり、人に聞いてみたり、実物を見てみたりした結果、
どうやら85〜86年あたりのMarshallのネットって使用頻度の多少に関わらず、
退色しやすいようです。それ以前の古いもの、それ以降のものはそれほどでもないんですよね。



この時期のものはヘッド、キャビネット、機種、問わず、
ネットの退色しているものを結構みかけます。(ネット上でも実物も)
(追記2終わり)




で、これが交換されたポット×6とジャック×2の画像
(もちろん取り替えた証拠として同梱します)


んで、音は、と言いますと、


『極上』


80年代マーシャルの『あの音』が、しっかりとします(^^)


現代のアンプに比べると歪みは深くはありません。
Gain10にして、JCM900のCleanチャンネルのGain10よりは歪むかという感じ。


Master Volumeは付いていますが、1チャンネル、エフェクトループなし、なので、
やはり空間系とか云々は考えず、何かしら歪みをたす手だてをして、
『がつん』とならすのが最高にいい音がしますね。


購入直後に1回練習スタジオで1960Aに突っ込んで鳴らし、
家ではMesaの.50Caliber+のスピーカーに突っ込んで数回鳴らしましたが、
Mesaの12×1ではいい音はいい音なんですが、能力不足でBassやMiddleを絞らなくてはなりません。


と、言いますか、家で鳴らしてみたんですが、100Wということもあり、Masterは1以下(笑)
それでもホントにシルキータッチで調整してもすぐに爆音(笑笑)


なので、家で鳴らした音は参考になりませぬ(^^)


練習スタジオでのセッティングはGain10、BassとMiddleも10、
TrebleとPresenceは0、Masterは広さや用途によって任意です。


わたしはこれにBossのグラフィックイコライザーGE-7で200〜1.6kの辺りを軽い山形に
一番高いところでひと目盛りくらい上げてLevelも半分〜ひと目盛り。


使用ギターはここでも紹介している87年製レスポールスタンダード。


これで十分過ぎる程に70〜80年代のハードロックをやる程度の歪みは得られますし、
とにかく音の良さに驚きました。Marshallに乗り換えようかと真剣に考えるくらい。


巻弦でのバッキングのジャリジャリしたパワフルな歪み、
プレイン弦でのソロもフロント、リアともサスティンも十分で申し分ないです。


もっとモダンな音とか80〜90年代メタルとかだったらTrebleは上げた方がいいですね。
わたしはJCM系の耳につく高音があまり好みでないので、Treble、Presenceは上げません。


Trebleは家用、Presenceは無用、といった感じです(^^)



GE-7のLevelをほとんど上げずにミッドブースト状態だともうちょっと古くさい音風になります。
レスポールを使うとLive Cream Vol. IIのクラプトンぽい音や、
Freeのポール・コゾフっぽい音なんかもGainとGE-7の微調整で出すことが出来ます。



また、家で弾いた限りではストラトなどシングルピックアップで
多めの歪みを求めるとちょっと苦労するかもしれません。
わたしのように極力アタッチメントを使わずに、という音作りではキビシイでしょう。
(P-90などの太めのシングルは除きます)


逆に何もかませずテレキャなどで鳴らすと極上のクランチサウンドが得られます(^^)
(これは以前に練習スタジオの800とFJのエスクワイヤで経験済です)


やはりネット上で言われている通り100Wはハムバッキングピックアップ向き、とわたしも思います。
シングルピックアップの場合は50Wをお使いになることをお勧めします。


まあ、いろんな音が出るような便利なアンプではありません。
Master Volumeは付いていますが、1Ch・エフェクトループもありません。


が、『この音が欲しい』という方にはたまらないアンプなのではないかと思います。


こいつに比べるとReverb12はやはり『JCM風(ふう)』なんだなぁと思います。


誰にでもおすすめ、ではありませんが、本当にお好きな方の入札をお待ちしておりますm(_ _)m

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